2014年10月27日月曜日

自由花/きいちご、ローゼル、オンシジウム

Sさんの作品です。

花材は「きいちご」「ローゼル」「オンシジウム」です。

すっきりと縦長の構成に仕上げました。
写真では見えてこないのですが、
中央のオンシジウムがすーっと奥に抜けて、吸い込まれていく印象をもちました。

           ■正面から  

           ■左から

           ■右から


■きいちご(かじいちご/梶苺)[バラ科]

秋になると葉が大きく紅葉したモノが出回りますが、
今回のものは春先のようにほっそりとして葉も小さめです。

             ■ローゼル[アオイ科]

ローゼルはハイビスカスの実です。
真っ赤なものをよく見ていましたが、今回はやさしいグリーンです。

             ■オンシジウム[ラン科]

             ■花器(陶器)

高さ:37cm、幅:9.5cm、奥行:4.5cmです。

マッス(3-12)/あせび、クルクマ

今回のテーマはマッスです。
植物を集合させた塊で作品を構成します。
「塊」は、いけばなを構成する三要素「線」「色」「塊」のひとつです。
花器という塊に植物の塊をどう関わらせるか・・・。

Oさんの作品です。
花材は「あせび」「くるくま」です。
どちらも、そのままではあまり塊を感じさせない花材です・・(^^;)

まず、アセビの葉をギューッと塊にしたモノをいくつかに分けて作りました。
そしてナマコのような形の花器とのバランスを考えながら、
アセビの濃い緑の塊とピンクのクルクマを配しました。

        ■正面から

なんだか、くじらの可愛い女の子みたいです〜(^^)

        ■左から

        ■右から


             ■あせび(馬酔木)[ツツジ科]

日本人は古くから親しみ「万葉集」の多数の歌に詠まれています。

わさっと葉が茂っていますが、塊という印象ではないです。
マッスにする場合は、ギューッと纏めることが重要です。

             ■クルクマ[ショウガ科]


■花器(陶器)

幅:約40cm、高さ:約13cm、奥行:約10cmです。

2014年10月13日月曜日

自由花/むらさきしきぶ、ユーカリ、クルクマ

Sさんの作品です。

花材は「むらさきしきぶ」「ユーカリ」「クルクマ」です。
和の印象のムラサキシキブに洋の印象のユーカリとクルクマの取合せですね。

Sさんは和洋の花材におもしろい形状の花器を合せ、
ふわりと軽やかなやさしい印象の作品に仕上げました。

ムラサキシキブの細い線の表情がとてもやさしいです。
求心的な線と遠心的な線のバランスがとてもよいと感じます。
クルクマとユーカリを求心的な線の中だけに配したのがとてもよかったと思います。

           ■正面から

           ■左から

こちらからだと大きく開いて勢いがありますね。

           ■右から


          ■むらさきしきぶ(紫式部)[クマツヅラ科]

             ■ユーカリ[フトモモ科]

             ■クルクマ[ショウガ科]


             ■花器(陶器)

高さ:約30cm、幅:約30cm、奥行:約15cmです。

自由花(1-15)/がまずみ、ヒペリクム、りんどう

Kさんの作品です。
テキスト1-15、はじめての自由花です。

花材は「がまずみ」「ヒペリクム」「りんどう」です。

のびやかで楽しげな作品になりました。
Kさんは花材を確認した後、さいころ型の花器を選びました。
撓めたガマズミが、花器から勢いよく飛出してきたような印象です。
リンドウの表情も長短疎密があり、楽しく弾んでいるように感じます(^^)

           ■正面から

           ■左から

           ■右から

こちらからの表情も好きです(^^)v

             ■ヒペリクム[オトギリソウ科]

この時季、実は小さいですが紅葉がとてもきれいです。

             ■がまずみ[スイカズラ科]

「よつどめ」「よそどめ」「よそぞめ」・・など、
関東中北部では近県でも微妙に異なる呼び方をしているそうです。

真っ赤な実だけとおもっていたら、今回はオレンジの実でビックリしました。

             ■りんどう(竜胆)[リンドウ科]

白地に先端だけが紫のリンドウです。
とてもやさしい印象です。

             ■花器(陶器)

高さ:約19cm、幅:約19cm、奥行:約15cmです。

2014年10月7日火曜日

自由花/パンパスグラス、われもこう、けいとう

Nさんの作品です。

繊細な作品ですね〜(^^)
丁寧にていねいにいけあげています。

パンパスグラスからワレモコウが飛出しているようです。
ワレモコウの茎の線もとても効果的です。
ケイトウをタテに構成したことで作品が少し縦長な印象になったようです。

           ■正面から

           ■左から

           ■右から

             ■パンパスグラス[イネ科]

             ■われもこう(吾亦紅)[バラ科]

             ■けいとう(鶏頭)[ヒユ科]

■花器(陶器)

幅:19cm、高さ:13cm

2014年10月5日日曜日

自由花/うんりゅうやなぎ、アレカやし、ピンクッション

Sさんの作品です。
花材は「うんりゅうやなぎ」「アレカやし」「ピンクッション」です。

ウンリュウヤナギを丁寧に撓め、整理して、
ふわふわと漂うような、なんとも不思議な空気感の作品になりました。
見ているこちらまで包み込まれるような感じがしましたぁ〜(^^)

           ■正面から

           ■左から

           ■右から


           ■うんりゅうやなぎ(雲竜柳)[ヤナギ科]

            ■アレカやし(アレカ椰子)[ヤシ科]

             ■ピンクッション[ヤマモガシ科]

             ■花器(陶器)

2014年10月4日土曜日

PAZさん/竹(着色)、枯れはす、刺しゅう糸

祐天寺にある美容室「PAZ」さん。
お父様の時代から十数年お世話になっています。
丁寧にカットしてくださるので、
ずぼらな私でもまとめることができます(^^)
いつも、カラー+カットで2時間くらい過ごしますが、
ゆったりと空気が流れ、とてもリラックスできます〜(^^)

ね、素敵でしょ!



川崎のさいか屋さんに出品していた作品の色合いが、
PAZさんに合うかなぁ・・・と。
押し掛けでお持ちしたところ、喜んでくださり、飾ってくださいましたぁ〜(^^)


外からも見えますよ〜。



メニューで〜す。



ちなみに、さいか屋さんで飾ったときはこんな感じでした。