2013年10月31日木曜日

自由花(げっとう、さんごみずき、ブバリア)

Sさんの作品です。

花材は「げっとう」「さんごみずき」「ブバリア」です。

「さんごみずき」の曲線の重なりがとてもキレイです!
立ち上がっている「げっとう」の高さも、実の位置もいいですね(^^)v

真っ赤な八重の「ブバリア」はまとめて色として配しています。
見え隠れする位置にある真っ赤な花のかたまり・・・、
「秘められた熱い心」「芯」という言葉のイメージが浮かびましたぁ。(*⌒∇⌒*)♪
 
           ■正面から


            ■右から

左から2本目の「さんごみずき」の先端を見てください。
下の「さんごみずき」と重なる部分で切り落としています。
虫ピンは使っていません。
撓める技術の上達と、不要な線を切り取って完成度を高めた
Sさんの成長に拍手です!!d(-_^)good!!

           ■左から



■げっとう(月桃)[ショウガ科]

種が溢れる寸前の状態です。
まん丸だった実は乾燥して皮が弾けてくるのですね。


           ■さんごみずき(珊瑚水木)[ミズキ科]

鮮やかな赤に染まっています。
霜にあたると、赤い色がいっそう鮮やかになるそうです。
鮮やかなさんごみずきを目にするようになると、
今年もクリスマスが近づいたなぁと感じます。


■ブバリア/八重咲き[アカネ科]




馴染みのあるブバリアですが、真っ赤な八重咲は初めて見ました。
なかなか可愛らしいですね〜。


           ■花器(陶器)

幅:約39cm、奥行:約14cm、高さ:約17cmです。

2013年10月28日月曜日

自由花(ふとい、ひば、スプレー菊、くじゃくそう)

Nさんの作品です。

花材は「ふとい」「ひば/2種」「スプレー菊」「くじゃくそう」です。

ふといにはワイヤーが入っています。
平につぶしているので、細いリボンのようです。
1本1本はバラバラな動きですが、細部に気を配って構成しています。

ひばを器の口から浮かせて入れることで、とても軽やかな印象になっています。

        ■正面から



           ■左から



           ■右から

こちらから見るふといの動きも面白いですね!


             ■ひば(ひのき/檜)[ヒノキ科]

左の緑の濃いものは「サワラ」と呼ばれています。
右は・・・「くじゃくひば」でしょうか?!

            ■ふとい(太藺)[カヤツリグサ科]

茎の中は海綿状です。
そのままでも折り曲げることはできますが、
ワイヤーを入れると複雑な動きを出すことができます。

   
    ■上:くじゃくそう(孔雀草)[キク科] ■下:スプレー菊[キク科]    


              ■花器(ステンレス製)

筒の高さ:30cm、直径:9cm、ループの幅:40cmです。




2013年10月27日日曜日

自由花(そてつ、がくあじさい、ピンクッション)

Nさんの作品です。

花材は「そてつ」「がくあじさい」「ピンクッション」です。

そてつをおもしろく形成して、大胆に構成しています。
2本足の土の荒い花器と合わせ、ユーモラスな印象ですね。
おもしろ〜い!(^^)

        ■正面から


        ■左から


        ■右から


こちらからもそてつの輪がはっきりですね。



             ■そてつ(蘇鉄)[ソテツ科]


そてつは、恐竜が地球を支配していた時代にもっとも栄えた植物の生き残りだそうです。
なんだかロマンを感じますね〜(^^)
葉は硬質ですが、作品のように丸める事もできます。
乾燥させて枯れものとしてもおもしろい表情があります。


             ■がくあじさい(額紫陽花)[ユキノシタ科]

斑入りでふっくらとした葉っぱです。
花の時期ではなく、葉を楽しむために出回ります。

    
             ■ピンクッション[ヤマモガシ科]

花の姿から命名されています。
花火のような印象もありますね。
花の表情をいかしたいですね。


             ■花器(陶器)

高さ26cm、幅13.5cm、奥行8cmです。
荒い土からあったかさを感じます。

2013年10月21日月曜日

自由花(ベニアオイ/ローゼル、カークリゴ、アンスリウム)

Sさんの作品です。

花材は「ベニアオイ(ローゼル)」「カークリゴ」「アンスリウム」です。

じっくりと花材を確認したSさんは、
直径5〜6cm、高さ15cm程のパイプに、輪にした鉄棒を付けた花器を選びました。

今回は花器の形状から作品を構成したようです。
すご〜く面白い世界になっています!(^^)v

        ■正面から


カークリゴが描き出している丸みを帯びた三角形が、
鉄棒のいびつな円と響き合っていますね〜。

平面な構成の中で、葉の先端の動きが作品を軽やかにしてくれています。


        ■左から



        ■右から



          ■ベニアオイ(別名:ローゼル)[アオイ科]

面白いかたちの実のように見える部分も茎も、艶やかな紅色です。
実のように見える部分は、萼と苞が肥厚したものだそうです。
食べる事ができるようですよ。


        ■カークリゴ(オオキンバイザサ/大金梅笹)[ユリ科]

熱帯アジアやオーストラリアの明るい林のふち等に生えるそうです。
葉から取れる繊維は、魚網をつくるのに利用されたそうですよ。


       ■アンスリウム(オオベニウチワ/大紅団扇)[サトイモ科]

オオベニウチワの名の通り、面を感じる花材ですね。

元気が無い時は、全体を深水に浸けると良いそうです。
以前花屋さんで、大きな盥に何本も浸けてあるのを見ました。
プールに入っているようで気持ち良さそうでしたよ〜。(^^)

・・・花器の写真を撮り忘れていました。
ゴメンナサイ。

2013年10月20日日曜日

自由花(つるうめもどき、ひまわり、キキョウラン)

Nさんの作品です。

花材は「つるうめもどき」「ひまわり」「キキョウラン」です。

「つるうめもどき」の勢いよくあばれている枝振りを活かして、
大胆に構成しています。
ひまわりの花の向きも、作品を大きく見せています。

           ■正面から


器には小さい剣山が1つ入っているだけです。
ふらふらしてしまう蔓の重心を、撓めたり実を減らしたりして上手くとっていますね。


        ■左から

 
           ■右から



          ■つるうめもどき(蔓梅擬)[ニシキギ科]

まん丸の実はまだ緑ですが、やがて黄色みを帯びます。
弾けて中からオレンジの種子が顔を出すと、秋の風情が濃くなります。

             ■ひまわり(向日葵)[キク科]

ひまわりからは「夏」をイメージしてしまいます。
なかなか涼しくならなかった今年、ひまわりを見てもう一度夏の終わりを感じました。
・・・近頃は一年中出回っているそうです。季節感がぁ・・(++)

             ■キキョウラン[ユリ科]

鮮やかな緑色に縁の白い斑が軽快な印象です。
葉はコシがあり、扱い易いです。


           ■花器(陶器)

幅33cm、奥行26cm、高さ6.5cmです。

2013年10月7日月曜日

自由花(ドラゴンうんりゅう、ふうせんとうわた、りんどう)

Sさんの作品です。

花材は「ドラゴンうんりゅう」「ふうせんとうわた」「りんどう」です。

ドラゴンうんりゅうのくねくねとした枝振りをいかし、
びのびと大きく構成しています。
ふうせんとうわたの茎は直線で強いのですが、
ドラゴンうんりゅうのくねくねした枝の影にする事で、目立たなくしています。
立ち上がりの不安定な印象が、ふうせんとうわたの実の浮遊感を引き出しています。

           ■正面から


           ■左から


           ■右から


          ■ふうせんとうわた(風船唐綿)[ガガイモ科]

名前の通り風船のように膨らんだ実です。
時間が経つと風船が裂け、中から綿毛をつけた種子が飛出します。

         ■ドラゴンうんりゅう(ドラゴン雲竜)[ヤナギ科]

雲竜柳より赤みがあります。
くねくねした曲線、おもしろですね。

             ■りんどう(竜胆)[リンドウ科]

ピンクのりんどうです。
やさしい印象です。
             
             ■クラスペディア[キク科]

作品に使用しませんでした。


■花器(プラスチック)
幅39cm、高さ7cm
奥行(広)16cm、(狭)4.5cm



教室が新しくなりました!

教室が引っ越して新しくなりました。
広びろ〜です!

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花(植物)を使って表現するのは楽しいですよ〜(^^)

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